フロアコーティングと
ワックスの違い

フロアコーティングとワックスは何が違うのか

フロアコーティングとワックスは何が違うのかワックスの場合もフローリングに被膜を作るという点では同じです。しかし、ワックスの主な目的は艶出しにありますので、傷や薬剤などがこぼれた際の床の保護という点ではサポートしきれないということがあります。

また、多少は床を保護できたとしても、その機能はコーティングと比較して十分とはいえず、水や洗剤などをこぼしてしまった際はすぐに拭き取るようにしなければ溶けてしまうことも多いようです。床をスリッパなどで摩擦した場合でも取れてしまうこともあります。

それから、プロが行っているワックスがけもありますが、ワックスをむらなく完璧に塗るのはとても難しいことです。さらに。耐用年数もとても短いため、塗りなおすのも大変です。コーティングと異なり仕上がりは滑りやすく、剥離剤などが強い安全性の場合もあります。

1回あたりの価格はワックスの方が安くなるけれど

1回あたりの価格はワックスの方が安くなるけれどコーティングではなくワックスを選ぶ最大の理由はコストではないでしょうか。ワックスの場合はホームセンターなどで購入し、自分で塗る分にはコーティングと比べて1回分はかなりお安く、1万円もかからない場合がほとんどです。

しかし、ワックスの場合問題はコーティングのように15年とか、20年とか長持ちはしないということです。短くて1カ月程度で、長くても数年です。しかも、水や薬剤でも簡単に溶けてしまうことも多く、摩擦にも弱いです。

さらに、ワックスをかけるその労力は大変なもので、たとえば新築したばかりで家具が入ってないときに塗るなら楽かもしれませんが、数年後、家具をどかしてまた塗るというのはかなり大変でしょう。その点、コーティングなら15年以上塗る手間がないのです。

メンテナンス性はフロアコーティングの圧勝

メンテナンス性はフロアコーティングの圧勝ワックスもコーティングも大切なフローリングをきれいに長く使い続けるためのものです。

もちろん、1回分ではコーティングはワックスに比べて非常に高価といえますが、ワックスは何度も塗りなおしが必要なことを考えるとそのコストも一概にコーティングが高いとはいえないのではないでしょうか。

さらに、そのメンテナンス性もワックスとコーティングでは大きな差があります。水などでもすぐに落ちてしまうワックス、水をはじいてくれて簡単に拭くだめでOKなコーティング、傷がつきやすいワックス、傷にも熱にも強いコーティング。コーティングが日頃の掃除をより楽にしてくれて、快適できれいに保ってくれるのは明らかです。

コスト、メンテナンス両面においてもコーティングのメリットは大きいといえます。