やっぱり一番気になること…
フロアコーティングの
値段ってどれくらいするの?

フロアコーティングは高いというイメージを持つ人がほとんどだと思います。前のページでも触れたとおり、10年、20年以上という長い年月でのランニングコストと手間を考えれば、ワックスがけをするよりも、フロアコーティングのほうが安いという結論が出ています。では、そのお値段とは一体どのくらいなのでしょうか?価格の相場をコーティングの種類ごとにまとめてみました。

コーティングごとの価格相場(定価)

◆ガラスコーティングの価格相場
(15㎡)52,500円~115,000円
(30㎡)105,000円~231,000円
(75㎡)262,500円~375,000円
◆シリコンコーティングの相場価格
(15㎡)45,000円~62,500円
(30㎡)90,000円~125,000円
(75㎡)225,000円~295,000円
◆ウレタンコーティングの相場価格
(15㎡)22,500円~30,000円
(30㎡)45,000円~65,000円
(75㎡)112,500円~162,500円
◆UVコーティングの価格相場
(15㎡)59,850円~105,000円
(30㎡)119,700円~210,000円
(75㎡)299,250円~375,000円

ここで取り上げたのは定価での相場価格ですが、実際は取り扱う業者によって価格にかなりの幅があるのが現状です。とはいえ、コーティングの種類ごとの値段では、価格が違うといっても何十万円も違うわけではなく、それほど大きなものではないことがわかります。一般的に高いと言われているUVコーティングでも、実際はガラスコーティングとそれほど変わらない場合もあるようです。

業者ごとの料金比較は当てにならない!?

フロアコーティングの価格は種類によっても違います。また、同じ種類のコーティングであっても、業者によっては価格も耐用年数も大きく違っています。サイトによっては、業者ごとの価格表を比較しているものもありますが、実際はそれほど当てにならないと思ったほうがいいでしょう。

なぜなら、その他の条件によって最終的にかかる金額がかなり違ってくるからです。実際は、施工面積が増えるごとに割引率があがる会社がほとんどです。

また、よくあるのが早割やキャッシュバックキャンペーンです。水まわりの防汚コーティングや防カビコーティングのようなオプションサービスを一緒に申し込むとお得になる会社もありますし、商品券などでキャッシュバックを行っている会社もあります。あるハウスメーカーで新築した場合、その施工過程で申し込むと大きな値引きをしてくれるというケースも有名です。

また、値段は新築かすでに住んでいる家かによって変わることもあれば、床の状態によっても変わることもあります。このように、相場はあくまでも相場…。ケースバイケースでかなり変わってきますので、正確な価格を知りたいという場合は、ご自宅の条件を提示したうえで、いくつかの業者に見積もりを出してもらうのが一番確実でしょう。

値段だけで選ぶと、逆に高くつくことも…

フロアコーティングの会社を選ぶときに大切なことは、ご自宅の床の状態を把握して、求める機能を考え、それにもっとも適した業者を選ぶことではないでしょうか。

たとえばペットや乳幼児、高齢者がいるご家庭の場合には、滑りにくいものや塗料の安全性が高いものがいいでしょう。歩行頻度の高いリビングにはしっかりとUVコーティングをかけて、あまり使っていない部屋には多少機能の落ちる安価なコーティングをかける、といった選択もできるはずです。

一番危険なのは、安ければなんでもいいと値段だけで決めてしまうこと。この先の「フロアコーティング業者の選び方」というページでも詳しく触れていますが、ただ安いだけが売りで技術力の低い施工業者がいないわけではありません。そういう業者を選んだ結果、補修やコーティングのやり直し、フローリングの貼り替えなど、かえって大幅な費用がかかってしまうこともあります。

まとめ

コーティングの種類ごとの値段を比べてみると、何十万円というような価格の差はないことがわかりました。とはいえ、フロアコーティング自体は安い施工ではありません。業者の言われるままに決めてしまったり、機能面を考えないで決めてしまうことは避けたいものです。

床はどこよりも目に付き、部屋の印象を決める大事な場所。だからこそ価格だけでなく、技術や安全性、アフターケアや保証など、トータルで考え、自分に合った会社を見つけることが大切のようです。大切なのは、仕上がりに満足して、毎日の生活がより快適に楽しくなること。何十年もともに暮らす床ですから、人生のパートナーを選ぶように慎重に選んでください。