ペットに適したフロアコーティング選び よくある質問集

ペット用のフロアコーティングとして販売されている代表的な種類は3種類あります。ペットの足腰を優先するのであれば「シリコンコーティング」。ペットの爪によるひっかき傷から保護するのであれば「UVフロアコーティング」。傷をできるだけ目立たないようにするには「ガラスコーティング」となります。ペット用に特化したコーティングもありますが、つるつるしていないマットな仕上がりのコーティングが適しています。費用や目的によって、これらの種類を目安にすると良いでしょう。

「UVコーティング」は膜面が厚く耐久性としては20～30年あるとされています。「ガラスコーティング」は膜面が薄く硬度が高いため15～25年の耐久性があります。シリコンの場合には10～15年程度となります。爪から守るために一番強いのは、UVコーティングがおススメですが、施工後の質感（輝きが強く、マットな感じにならないなど）については事前に確認しておきたいものです。

前述した3種類のコーティングはすべて、ペットのおしっこをしっかり弾き、フローリングをシミから守ってくれます。ワックスなどを使用しているとワックス材がおしっこで溶けて床に浸み込んでしまったり、アンモニアで白く変色してしまうこともあります。猫の毛玉の吐き戻しでも平気です。フロアコーティングを施していると、気が付いたときに水分をサッと拭いてしまえば済んだり、気が付かない間にもさまざまなトラブルから床を守ります。

ペット用のフロアコーティングで使われている液剤は、ペットが舐めても健康に支障はありません。ペットだけでなく赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる家庭でも安心です。シリコンコーティングで使われている原料は、コンタクトレンズでも使われている安全性が高い材料です。ガラスコーティングの場合でも、無機化合物で安全性が高い材料です。床にこぼした食べ物や水をペットがペロペロ舐めても、大丈夫ですよ。

インターネットやパンフレットだけでなく、実際にフロアコーティングされた床を見てみたいときには、ショールーム見学に行く方法もあります。業者のホームページなどをチェックしてみるとショールームを完備していることもあります。ショールームがなくても、ペット用のフロアコーティングを施している店舗や施設の見学を手配してくれる場合もあります。実際の施工例を見たいことをメーカーの担当者に伝えれば、きちんと案内してくれます。